大神神社・三輪山お久しぶりです。 秋分の日の昨日最高の一日でした。 大神神社→狭井神社→三輪山(登りました)→桧垣神社→ホケノ山古墳→箸墓→舒明天皇陵→鏡大王陵→大伴皇女陵→崇俊天皇陵(倉梯)→もう一度桧垣神社へ戻って、日没を見る。 念願の三輪山へ登り、念願の倉梯、念願の桧垣神社からの二上山への日没を見る。 全部希望がかなって感激の一日でした。 詳しくは少しづつブログで紹介させて頂きます。 まずは三輪山です。 大神神社・狭井神社 大神神社に着きました。 背後の三輪山をご神体とするため本殿はなく、古代の信仰形態を今に伝えています。 祭神の大物主神は酒の神様であることから造り酒屋の軒先に吊るされている杉玉はここで授与されるのだそうです。 今回の一番の目的は三輪山に上ることだったので、この大神神社の摂社である狭井神社へ行きました。 三輪山の麓の狭井神社は檜皮葺きの美しい拝殿があります。 拝殿の奥に湧く「狭井の御神水」は病気平癒に聞く霊泉といわれ、水を求めて参拝される方も多いのだそうです。 写真の竹に耳をあてると甕に落ちる水の音を聞くことができます。 「チリン…、チリン…。」 何とも清らかな音です。 ここで霊泉を頂きました。 なんだか身も心も綺麗になったようです。 そして、狭井神社の社務所に申し出て拝殿右手のにある「三輪山登山口」からいざ出発です。 ここからは、残念ながら写真を撮ることができません。 そして、おしゃべりもだめなのだそうです。 私と先輩と先輩のご主人の三人は黙ってもくもくと登って行きました。 山の中は何とも神聖な雰囲気です。 山の中に透けてはいる太陽の光が何とも神々しくて下界とは全く違う不思議な気を感じます。 途中、滝がありました。 滝に打たれる修行をされるところなのでしょうか。 滝の水は龍の口から流れ出るようになっています。 横にはちょっと恐い顔の彫り物があります。 私にはなんだか分かりません。 不動明王でもないし、毘沙門天でもないようです。 なんせ、ここは神様のおられるところ、仏教ではないですから。 誰かご存知の方教えて頂けないでしょうか。 それから、片道約一時間もくもくと登って行きました。 山頂についたら、祠がありました。 手を合わせて、ここへ来ることが出来たことに感謝し祈りました。 奥へ行くと、御神体なのでしょうか大きな石がありました。 思わず手を合わせてしまいます。 行った方でないと口では伝えにくいのですが何とも厳かで神々しくて他とは違う何とも言えないその場の“気”に圧倒されてしまいます。 本当に来て良かった。 感激です。 山を下山する途中に地元の方に出会いお話を聞くことが出来ました。 三輪山は平成10年の台風が直撃してその通り道は多くの木が倒れてしまったのだそうです。 でも、三輪山はご神体で普通の大和は違うのでその木をどこかへ持っていくことはできないのだそうです。 それで、木はそのままにされています。 どうしても危ない木だけが移動されていました。 ですから、三輪山はの中腹まではしっかり木にまもられ涼しく心地よいのですが頂上辺りは木がなく直射日光がさしていました。 それで、数年前から少しづつ植林されているのだそうです。 太古の昔から大自然の営みの中少しづつ姿を変えたりまた元に戻ったり長い年月の中確かに生き続けている三輪山。 地元の人だけでなく日本人の多くの方に信仰篤く大切にされています。 中には神社が定めた石だけでなく自分でご神体を決めて来るたびに周りを掃除され、シートを敷いていつまでも手を合わせておられる方も何人もおられるのだそうです。 神社側も温かく見守っておられるのだそうです。 日本人の心のふるさとなのですね。 降りるのがもったいない、もっと居たい、そう思いながらゆっくり、ゆっくり下山したのでした。 |